
息子の「小1の壁」をきっかけに正社員を辞め、在宅ワークをしているchieです♩
小1の壁で退職を考えているあなたへ。
この記事は、20年正社員として働いてきた私が、
実際に「小1の壁」をきっかけに退職を決意したときのリアルな体験談です。
「本当に退職して良かったの?」
「後悔はなかったの?」
悩んでいた当時の私も、そんな言葉を検索しては、
毎晩のように体験談を読み漁っていました。
そんな中、ひとつの体験談を読んだとき、
「辞めても、きっと大丈夫。わたしらしくいられる。」
そう思えたことで、私の背中はそっと押されました。
そこから私の人生は大きく変わりました。
だから今度は、私が誰かの背中をそっと押したい。
そんな想いで、この記事を書いています。
退職後の不安や現実、そして在宅ワークへの挑戦など、正直な気持ちをお伝えします。
◆ 小1の壁で退職した“リアルな実感”とその後の暮らし
◆ 退職直後に直面したお金や気持ちの不安
◆ 在宅ワークという選択肢と、現実的な始め方
◆「子どものため」が「自分のため」に変わった理由
なかなか決断できないあなたの、ほんの少しの参考になればうれしいです。
小1の壁で退職して良かったと実感できた「いちばんの瞬間」

小1の壁で退職して一番良かったことは?と聞かれたら、
私は「時間と心に余裕ができて、息子と向き合えていること」と答えます。
正社員で働いていた頃、息子はまだ保育園でした。
朝は6時過ぎに息子を起こし、急いで朝ごはんを食べさせて7時に登園。
その後、都内まで1時間の満員電車に揺られて会社へ。
時短勤務だったので、「お先に失礼します」と言って夕方には会社を飛び出し、18時ぎりぎりのお迎え。
帰ってからは、夕飯→お風呂→寝かしつけのルーティン。
息子の話もちゃんと聞けないまま、イライラして怒ってしまい、
夜に寝顔を見ながら「ごめんね」と抱きしめる──そんな毎日があっという間に過ぎていきました。
今でも、あの頃の息子にはもう会えないと思うと、時間を戻したくなるような気持ちになります。
そして、
小1の壁を前に退職を決めて、生活は大きく変わりました。
小学校に上がった今、朝は余裕をもって「行ってらっしゃい」と見送り、学校から帰ってきた息子に「おかえり」と言える毎日。
「今日はこんなことがあったよ」と話してくれる息子の話をゆっくり聞いたり、宿題の音読を聞いたり、明日の持ち物を一緒に確認したり──。
息子とちゃんと向き合う時間が作れるようになりました。
たとえば、「今日は行きたくない」「給食がいやだ」って不安を口にしたときも、今はちゃんと立ち止まって話を聞いてあげられる。
もし会社員を続けていたら、きっと「そんなこと言わないで、早く準備しなさい!」と送り出していたと思います。
退職して、時間と心に余裕ができたことで、息子の話をちゃんと聞けたり、不安に気づいて寄り添えたり──
「ちゃんと見てあげられてる」という実感が、ようやく持てるようになりました。
そして夏休み、ふと息子が言ったんです。
「ママがおうちにいてくれてよかった」って。
その一言が、私にとって「いちばんの瞬間」だったと思います。
ああ、この選択は間違ってなかったんだな、って心から思えた瞬間でした。

退職後にぶつかったリアルな現実

「小1の壁で退職して良かった」とは言いつつ、実際には不安に感じたこともたくさんありました。
ありがたいことに、20年間務めた会社からの退職金は少し出ました。
もちろんすぐに生活が困るわけじゃなかったし、「これでしばらくはなんとかなるかな」と思っていました。
でも──、
給料日になっても、通帳に何も入ってこない。
あの瞬間のソワソワというか、不安というか…「あ、もう私、毎月のお給料ってないんだ…」ってじわじわ実感して、これが一番リアルにこたえました。
それまでは当たり前だった「毎月25日の給料」。
収入がゼロになるって、想像以上に重い。
また、失業保険の申請も想像以上に手間がかかるし、
扶養や保険の切り替えも全部自分で調べて動く必要があって、会社員のありがたさを痛感しました。
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それに加えてこんなことも。
仕事帰りのママ友に会うと、彼女は綺麗目のオフィスファッションにヒールのパンプス。私はといえば楽ちんなファッションにスニーカー。
忙しそうにしているママ友を見て少しうらやましくなったり、「いま私、何してるんだろう?」ってふと思うときもあって…。
SNSを見てはキラキラしている人と比べて落ち込んだり、自信がなくなったり。
「心に余裕ができた」と思う一方で、「これでよかったのかな」と心にぽっかりと開く穴も感じたりしました。
それでも、「正社員に戻りたい」とは不思議と思わなかったんです。
不安を減らすためにやった3つのこと

ある程度心の準備をして退職をしたと思っていましたが、実際に退職してみてはじめて、
お金のこと、生活のこと、今後の働き方──すべて不安だったことに気がつきました。
そこで少しでも不安を減らすために私が最初にやったのが、この3つでした。
① 使える制度を調べて、賢く利用した
退職してすぐ「損したくない!」という気持ちがあったので、自分に使える制度を徹底的に調べ尽くし、ちゃんと申請をしました。
たとえば👇
- 健康保険と年金の切り替え(→夫の扶養に入る)
- 扶養に入ることで会社から家族手当が支給された
- 失業保険の申請もしっかり忘れずに
とにかく「知らなかったから損した」と後悔したくなかったんです。
会社員を辞めるということは、今まで会社がやってくれていたことを、自分でやる覚悟が必要だと痛感しました。
でも逆に言えば、今まで気にもしていなかったことを「自分で調べてちゃんと動けた」という感覚が、少しだけ自信にもなりました。

② プロにも相談して月10万円以上の生活費見直しに成功した
それまでの私は、正直「なんとなく」でお金を使っていました。
でも収入がなくなった今、そんなことは言っていられません。
そこでまず取り組んだのが、家計と支出の見直しです。
外食、ネットショッピング、無駄に高い通信費…。
そうするといかに今まで無駄な支出が多かったかが明らかに・・・
そしてプロに見直しをしてもらったのは「保険」です。
20年近く放置し払い続けていた医療保険を見直し、国の制度(高額療養費など)を活用する前提で、不要な掛け捨ての保険などを解約。
その結果…
- 月15,000円の保険料カット
- 解約返戻金が100万円以上戻ってきた!
実は、会社員時代と比べると、月にトータルで10万円以上の生活費が浮いています。
これは本当に大きかったです。
\詳しくはこちらで書いてます/

③ 在宅ワークをするために新しいチャレンジをした
収入がない現実があったものの、20年間会社員をしてきた私は「何か新しいことをやりたい!」と思ったんです。
そして、「家族の時間を優先するために、在宅ワークをする」と決めていた私は、手に職となるスキルを身につけることにしました。
そして、そんな中選んだのが「Webデザイン」です。
とはいえ、「40代の今からできる?」と不安はありました。
でも不安よりも「やってみたい!」の方が上回っていた私はすぐに実行!
ママでも1ヶ月でWebデザイナーに!
という広告を見て、思い切って申し込みました。
最初の一歩は不安だったけど、今は「挑戦してよかった」と心から思えています。

在宅ワークという選択と、その働き方のリアル

Webデザインにチャレンジしたけれど、デザインスクールを卒業したあと、「すぐに在宅ワークで稼げた」なんてことは、もちろんありませんでした。
むしろ最初の頃は、
「本当に収入になるの?」
「どこで仕事を探すの?」
そんな不安ばかりで、パソコンを開いても手が止まることもありました。
でも焦りはありませんでした。
それは、「まずは小学一年生の息子の生活リズムを整えること」が優先だったから。
私の中で、「家族の時間を優先する」という軸を持った上で「自分らしい働き方」を目指すと決めていたんです。
だから、時間がかかってもいい。
少しずつでも、「今の私に合う仕事の形」を見つけようと思っていました。
お仕事のスタートは知り合いから頼まれた「ちょっとしたお手伝い」
そんな中、お仕事の最初の一歩は、知り合いからのこんな声かけからでした。
「パーソナルジムを開業するから、デザインを手伝ってくれない?」

そして、チラシ・看板などをデザインさせてもらい、「ありがとう!助かったよ」と感謝していただきました。
「私のデザインが役に立った!」
そんな実感を得られたことが、私にとっての大きな転機でした。
「もっと役に立ちたい」その気持ちから見えてきた「私らしい在宅ワーク」
そこから「もっと役に立てることを広げたい」と思い、SNS運用の勉強をし、SNS運用代行、動画編集、事務作業の代行など──
「やってみたい」と思ったことに少しずつ挑戦していきました。
最初は不安もありましたが、収入が少しずつ安定することで、「これを仕事にできるかも」と思えるようになり、モチベーションも自然と上がっていきました。
何よりうれしかったのは、
特別なスキルじゃなくても「ありがとう」と言ってもらえること。
それが、会社員のときに感じていた「やりがい」と同じ感覚だったことに気がついたんです。
正直、今の在宅ワークは、まだまだ模索中。
でも少しずつ、「これが私らしい働き方」と思えるようになりました。
そして今、私は新たな目標に向けて、また一歩ずつ挑戦しています。
家族との時間を大切にしながら、
自分らしく働くことで収入もあげていく。
そんな目標に向かって、今も楽しく挑戦を続けています!
子どものためと思っていた本音は「自分のやりがい」だった

正直、退職した理由を聞かれたら、
「子どもの小1の壁が不安で…」とか「子どもとの時間を大切にしたくて」と答えると思います。
でも今振り返ると──
本当に変わったのは、子ども以上に私自身だったんです。
子どもに「いってらっしゃい」と「おかえり」が言えるようになったこと、ゆっくりと宿題に付き合えること。
それは確かに、退職して得られたかけがえのない時間でした。
でも同時に、誰かの役に立てることで「ありがとう」と言ってもらえたとき、
「この働き方、私に合ってるかも」と思えたとき、
私は、自分自身を少しずつ取り戻していきました。
それどころか40歳すぎてももっともっとやりがいを求めて挑戦している今はとても刺激的な毎日です。
だから、小1の壁で退職を悩んでいた2年前の私に、今ならこう言えます。
「退職した後も、ちゃんと楽しい未来が待ってるよ。
不安かもしれないけど、大丈夫。思い切ってごらん!」(笑)
同じように退職を迷っているあなたへ

退職は終わりではなく、「新しい自分のスタートライン」。
どんな選択をしても、自分らしくいられることがいちばん。
今の私はそう感じています。
このブログでは、「小1の壁」や「在宅ワーク」に悩んだ私の実体験をもとに、
迷っているママたちへ向けたリアルな声を発信しています。

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\ 小1の壁に悩むママへ /
そして、「ちょっと聞いてほしいな」「誰かと話したいな」
そんな気持ちが浮かんだら、ぜひ気軽にメッセージを送ってみてください。
「退職しようか迷ってる」「在宅ワークって本当にできるのかな?」
そんな、もやっとした不安でも大丈夫です◎
同じように悩んだ経験があるからこそ、
あなたの気持ちに、そっと寄り添えたら嬉しいです。