
息子の「小1の壁」をきっかけに正社員を辞め、在宅ワークでWebデザイナーとして活動しているchieです
Webデザインスクールを卒業したけど――
まだ実績も案件もない未経験Webデザイナーとして、どうやって最初の一歩を踏み出せばいいのか…悩んでいませんか?
「ポートフォリオって、仕事が決まってから作ればいいんじゃないの?」
そんなモヤモヤを抱えながら、このページにたどり着いたあなたは、
焦りや不安を感じつつ――
こんな疑問を抱えていませんか?
-
Webデザイナーの実績ゼロなのに、ポートフォリオって作る意味ある?
-
HTMLで完璧に作り込まないと評価されない?
- 無料ツールでとりあえず作るんじゃダメ…?
大丈夫!その迷いは、多くの未経験Webデザイナーが経験することなんです。
この記事では、「まだ働き方が決まっていない今」だからこそ取り組みたい、未経験Webデザイナーに向けた「ポートフォリオ準備のための5つの視点」をお伝えします。
私自身も、未経験からWebデザイナーとして在宅で仕事を始めたとき、
最初につまずいたのがポートフォリオでした。
でも今思えば、駆け出しだったからこそ作っておくべきだった――
そんな実体験をふまえて、迷いながらでも進みたいあなたへ向けて、丁寧にお届けします。
◆ 実績ゼロでも、未経験Webデザイナーがポートフォリオを作るべき理由
◆ 自信を持ってスタートするための、今すぐ動ける5つの視点
◆「誰にも見られないポートフォリオ」を作ってしまった私の失敗談
ぜひ、あなたのポートフォリオ作りの参考にしてくださいね。
未経験Webデザイナーこそ今すぐ作るべきポートフォリオの始め方|5つの視点

駆け出しのWebデザイナーさんなら、誰もが一度はそう疑問に思うのではないでしょうか。
「まだ早いんじゃないか…?」と悩む気持ち、とてもよく分かります。
確かに、まだ仕事の進め方や働き方が定まっていない中で、何から始めればいいか迷うのは当然のことです。
Webデザイナーという働き方にも、様々な選択肢があります👇
- 企業に所属してインハウスデザイナーとして活躍する
- フリーランスとして自宅や好きな場所で仕事をする
- 副業としてスキマ時間を活用して案件に取り組む
でも実は、未経験の「今」こそ、ポートフォリオを作ることに大きな意味があるのです。
この章では、未経験Webデザイナーが「今の自分のまま」動き出せる5つの視点をご紹介します。
1:実績ゼロ…だからこそ「今」ポートフォリオを作るべき理由
ポートフォリオは仕事が決まってから作るのでは遅い!チャンスを逃してしまうかも…。
今のうちにポートフォリオを作成しておけば、「応募したい!」という魅力的な仕事を見つけた時や、急にチャンスが舞い込んできた時にも、すぐに動けます。
むしろ未経験の今こそ、準備できる時間がある貴重なタイミングです。
ポートフォリオを持っているだけで、応募時の信頼感がぐっと上がります。
作ること自体が学びにもなりますし、見せられるものがあるだけで自信もついてきますよ。
2:経験ゼロでも選ばれる!あなたらしさが伝わる見せ方とは?
そんな不安を感じる方もいるかもしれませんが、大丈夫です。
大事なのは、「どんな人がつくっているか」が伝わること。
採用担当者やクライアントが見ているのは、決して「スキル」の高さだけではありません。「あなたらしさ」も重要な判断材料なのです。
あなたにデザインを依頼したい、一緒に仕事をしたいと思う人は、あなたがどんな人柄なのか、誠実に仕事をしてくれるか、コミュニケーションを円滑に取れるか、といった点を見ています。
例えば、こんなことを盛り込むことで「あなたらしさ」が伝わります👇
・なぜWebデザイナーになったのか、その背景にある想い
・どんなジャンルのデザインが好きか、なぜそう思うのか
・どんな想いで作品に向き合っているか
あなたの人柄や姿勢は、ポートフォリオでも十分伝わります。
無料のポートフォリオ作成ツールは手軽ですが、たくさんの情報に埋もれてしまい、「あなたらしさ」を際立たせるのは難しいかもしれません。
だからこそ、あなたらしさが伝わるポートフォリオを作ることをオススメします。
自分自身を深く掘り下げる過程で、「これからどんな仕事をしていきたいのか」の方向性が見えてくるという思わぬ発見もあるかもしれません。
3:おしゃれじゃなくてOK!意図と目的を言葉にしよう
もしそう考えているなら、それは誤解です。
「ポートフォリオ=おしゃれな作品集」と思いがちですが、評価されるのは「見た目」ではなく「考え方」なのです。
実際のWeb制作の現場では、見え方だけでなく、成果に繋がる導線設計やデザインの意図が重視されます。
ポートフォリオ全体のデザインはもちろんのこと、掲載する制作物についても、
このような意図と目的を言葉にすることが大切です👇
・なぜそのデザインを選択したのか
・どんな課題に対して、どんな工夫をしたのか
・なぜそのレイアウトにしたのか
おしゃれな見た目は関係ありません。
こうした意図や目的を自分の言葉で書くことが、むしろ未経験者の強みになります。
「ちゃんと考えて作ってる人だ」と伝わるだけで、印象は大きく変わります。
4:「ちゃんと作るならHTML」は思い込み。自分の届け方でOK
もしそう考えているなら、それは思い込みかもしれません!
もちろん、HTMLやCSSのコーディングスキルはWebデザイナーにとって重要な武器の一つですが、ポートフォリオ自体を必ずしもコーディングで作成する必要はありません。
あなたが目指す仕事の内容によって、ポートフォリオの形は変わってOK。
例えば、Webサイト制作よりもバナー広告やLPのデザインを主に手がけていきたいのであれば、ポートフォリオのためにわざわざ時間をかけてWebサイト全体をコーディングするのは大変ですよね。
また、WordPressやSTUDIOなどのノーコードツールを活用してWebサイト制作のサービスを展開していくのであれば、それらのツールでポートフォリオを作成する方が、あなたのスキルや得意な領域を効果的にアピールできますよね。
スクールで学んだ知識は大切ですが、「学んだからこうしなければならない」という考えに縛られる必要はありません。
あなたの「届けたい形」で、自由にポートフォリオを作成しましょう。
5:WordPressなら、あとから育てられる「資産」になる
そんな風に感じている方も、どうか安心してください。
そんなあなたに特におすすめしたいのが、WordPressでのポートフォリオ制作です!
WordPressなら「今の自分」で始めて、あとからどんどん育てられるんです。
WordPressでポートフォリオを作るメリット👇
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実績ができたら追加・修正もカンタン
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デザイン変更も柔軟
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SEOや発信との相性も◎
「とりあえず作ってみて、後から育てていく」という感覚で取り組めるのが、WordPressの大きなメリットです。
最初から「完璧な作品」を目指すよりも、公開して育てていく方がずっと効率的。
WordPressこそ実は未経験者の心強い味方なんです。
未経験だからこそ伝わる。ポートフォリオに載せるべき中身と見せ方の工夫

ここでは、未経験Webデザイナーのポートフォリオに入れておきたい基本の情報について、3つのポイントでさくっと解説します。
「今すぐ作ろう!」と前向きになったときに迷わないように、まずはこれだけ押さえておけばOKという内容をまとめました。
1. 何を載せればいい?ポートフォリオに最低限載せたい4つの項目
ここでは、迷わず始めるために、まず押さえておきたい4つの基本項目を紹介します
内容についてはあくまで参考として、自分が書けそうなことを書いてくださいね。
- 名前・年齢(省略可)
- 出身・学歴・経歴(Web系以外でもOK)
- Webデザイナーを目指したきっかけ
- 自己紹介(人柄・趣味・価値観など)
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使用ツールや得意なジャンル
➡︎ ポートフォリオは作品だけでなく、「誰が作ったか」も見られています。写真はなくてもOKですが、顔がみえるような安心感が伝わるように意識してみましょう。
- 使用可能なデザインツール(Figma, Canva, Photoshopなど)
- 習得している言語(HTML/CSS/JS)
- WordPressやSTUDIOなどノーコードツールの経験
- 制作可能な内容(LP・バナー・HP など)
➡︎ どんなツールが使えるか、どの作業まで担当できるかを整理しましょう。自分ではまだまだと思っていても、「できること」は思っている以上にあるものです。図や表を使って見やすくすると好印象です。
- 最低3作品以上(架空案件・知人案件・スクール課題などもOK)
- 各作品ごとに以下の情報をセットにする
・制作目的(想定課題)
・制作期間
・使用ツール
・作業範囲(デザインだけ・コーディングも etc.)
・デザインコンセプト(色・フォント・構成の意図)
・工夫した点・こだわり
➡︎ 架空案件・スクール課題でも大丈夫。
大切なのは、「なぜこのデザインにしたのか?」をきちんと伝えること。
まだ少ない場合は、まず1〜2作品でもOKです。仮で出して、あとから追加していきましょう。
- お問い合わせフォーム
- SNSやクラウドソーシングのリンク
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メールアドレス
➡︎ 「この人にお願いしたい」と思われた時にすぐ連絡できるよう、問い合わせ先はシンプルにまとめておくのがおすすめです。SNSやクラウドソーシングへのリンクがあると、信頼感がアップします。
2. 実績がないとき、どうする?作品アイデア6選
「まだ実績がないから…」と立ち止まっていませんか?
実は、今のあなたでもすぐに作れるアイデアはたくさんあるんです。
ポイントは、「なぜこのデザインにしたのか?」をきちんと言葉にすること。
ここでは、駆け出しWebデザイナーでも安心して始められる作品アイデアを6つご紹介します。
どれかひとつでも「これならできそう」と思えるものがあれば、ぜひ試してみてくださいね。
① スクール課題を「架空案件」にアレンジ
→ 課題名をそのまま使うのではなく、仮のクライアント設定&目的を考えてみましょう
→ 制作期間や工夫点も一緒に言語化すると、立派な制作実績に!
② 架空の店舗・サービスを一から設計
→ 実在しないカフェや教室を想定して、企画〜デザインまでを通して制作
→ クライアントも架空で想定し、どのような目的・要望に対して提案したのかまで考えることで実践的な練習にも◎
③ 既存サイトの模写+改善提案
→ 気になる企業やショップのサイトを模写+改善案付きで紹介
→ 「なぜそのデザインにしたか」「どこを改善したか」まで説明すると◎
※ ただし、模写と明記するのは必須。引用元への敬意も忘れずに
④ 知人・家族から無償でもいいから依頼をいただく
→ たとえ無償でも「誰かのために作った」という実績は説得力があります
→ ただし掲載許可をしっかり取りましょう
⑤ コンペ応募作品
→ ランサーズ・クラウドワークスなどのコンペ応募作も掲載可(※非公開条件もあるので注意)
→ ターゲット・課題・提案コンセプトを明記するとプロっぽさが出ます
⑥ LPやバナーなど画像作品を量産
→ LPやバナーは見た目のインパクトが伝わりやすく、制作時間も比較的短めなので作っておくと◎
→ 得意ジャンル(美容系・教育系など)に絞って量をそろえると良いです
3. 見せ方のポイントは「意図」と「思考プロセス」
ここまでで、「ポートフォリオに何を載せればいいか」「実績がないときのアイデア」もイメージが湧いてきたと思います。
でも、実はそれだけでは足りません。
一番大切なのは、作品を「ただ並べる」だけにしないこと。
なぜなら、採用担当やクライアントが知りたいのは
「どんなデザインを作ったか」よりも、「なぜそう作ったのか」「どんな人が作ったのか」だから。
たとえば…
- なぜこの構成や配色にしたのか
- 誰に届けることを意識してデザインしたのか
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どんな課題に対して、どう工夫したのか
こういった「あなたの思考」を、自分の言葉で丁寧に伝えるだけで、見た人の印象は大きく変わります。
実績がなくても、「きちんと目的を持って考えられるデザイナー」として信頼を得ることはできます。
作品の見た目だけでなく、「思考」も一緒に届けるつもりでポートフォリオを作ってみてくださいね。
【体験談】「誰にも見られないポートフォリオ」を作ってしまった私の話


特に当時は、「きちんとスクールで習った通りにHTML・CSSでコーディングしたものを作らないと評価されない」と思い込んでいたんです。
そしてお仕事がない時期に、2ヶ月くらいかけて一生懸命作りました。
企画、デザイン、コーディング、サーバー契約、公開までやりきりました!


その経験は、すごく実践的で、勉強になったことはたくさんありました。
でも――
結局「誰にも見られないサイト」になってしまったんです。苦笑
公開できたことに、どこか満足してしまって、そのまま放置しちゃったんですよね。
更新とか改善の知識もほとんどなかったし、「直したい」って思っても、正直ちょっと面倒くさくて、手が止まってしまって……。
そのときの私の思考は、まさにこんな感じ👇💦
- HTMLでのサイト作りって、時間がかかりすぎる…(私のスキルじゃ、まだちょっと大変かも…)
- コーディングって、もしかしたらあんまり得意じゃないのかも…
- SEOとか、全然わからないし(もっと勉強しなきゃ!)
- これで、お客様にちゃんと価値を届けられるのかな…
そんな中、あるきっかけでWordPressでのサイト制作を独学で学んでみたら、世界が変わりました。
-
SEOや運営がしやすい
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直感的に操作でき、デザイン性も良い
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成果につながる構成が作れる
-
今の自分のスキルでも、お客様に価値を届けられる
そんな発見がありました。
その後、ありがたいことに、少しずつご縁でお仕事をいただくようになり、あの「誰にも見られなかったポートフォリオサイト」は、静かにお蔵入りしました。笑
でも、心のどこかに、ずっとこんなモヤモヤが残っていたんです👇
・WordPress制作をサービスにしているのに、自分のサイトはHTMLのまま
・実績が増えてきたのに、更新がなかなかできなくてそのまま…
・SNSの外部リンクになんとなく貼ってることが恥ずかしい
結局、「見た目より“ずっと運用できる”ポートフォリオを作るべきだった」と痛感したんです。
そして、「このままモヤモヤしていては、前に進めない!」と自分に言い聞かせて、期限を決めて、ポートフォリオサイトをWordPressでリニューアルすることに。
とはいえ、なかなかまとまった時間が取れず、少しずつの作業だったため、2ヶ月以上たっても全然進まなくて。
「もう、公開できないかも…」って、諦めそうになっていた時、たまたま目にした企業のLPデザイン募集案件が、すごく魅力的で「私、やってみたい!」って強く思ったんです。
そこで、「はっ!ポートフォリオがまだできてない!」って気がついて、そこから大急ぎで頑張ったものの、募集期限に間に合わなくて、結局諦めることに……。
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そんな経験があって、今年の4月にやっとWordPressサイトをオープンできたのですが、今も大切に育てながら運営しています。
この経験から私は、もっと早く、いざという時のために、ちゃんと準備しておけばよかった!と心から思っています。
そして「見てもらえるポートフォリオ」を作るなら、WordPressで作ることが、私にとっても、これから出会うお客様にとっても、一番良い選択だと気が付きました。
【今すぐ始める人へ】WordPressポートフォリオを始めるなら、ここから

ポートフォリオを「いつか作ろう」と思っていると、きっとあっという間に3ヶ月、半年と過ぎてしまいます。
もしあなたも「WordPressでポートフォリオを作ろう」と決めたなら、
決めた今が、一番のスタートどきです。
- 自分で運営しているからこそお客様に自信を持って提案できる
- 「ここ直したい」と思ったとき、すぐ自分で修正できる
- 実績が増えたときも、更新がラクで続けやすい
- デザインや構築に迷わず、「伝えたいこと」が自然と整理できる
- ブログ運営も一緒にできる
ただし公開にはレンタルサーバー契約が必要です。
WordPress自体は無料で使えますが、サイトとして公開するには、レンタルサーバーの契約が必須。
実はこの「サーバー契約」は、クライアントワークでも欠かせない工程です。
だから、自分で契約して体験しておくこともWebサイト制作を行うWebデザイナーにとっては信頼につながる実績になります。
クライアント案件で「初めてサーバー契約したんですか?」って思われたら…自信なくないですか?
もしまだレンタルサーバーを契約していないなら、私はエックスサーバーを強くおすすめします。
エックスサーバーをオススメする理由👇
- WordPressのインストールがほんの数分で完了
- わかりやすい管理画面で初心者にも安心
- 利用者が多くてネット上の情報も充実
実は私、以前はより安い月額のレンタルサーバーを使っていたのですが、
結局クライアントにおすすめできるのは、「運営後のサポートに安心感があるエックスサーバー」でした。
今では自分のポートフォリオサイトも、クライアント案件も、そしてこのブログサイトも、すべてエックスサーバーで管理しています。

今すぐポートフォリオを作りたい!と決めた方は、私のように後悔しないためにもぜひ今すぐはじめてみてくださいね。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
